自分の好きな香りにはなかなか辿り着けない、そんな話。
おまえは今まで嗅いだ香水の本数をおぼえているのか？
きさま---いったい何本のアトマイザーをその香水欲のために手に入れた！？
私は１００を超えたところで正確に数えるのをやめました。
本物の香水マニアには程遠いですが、その数を試した上でボトルを購入したもの、購入を検討しているものは片手分ほどしかありません。
好きな香水を探すのは難しい？
嗅覚は個人差が大きい上に言語化が困難である以上、高難度です。ストライクゾーンが狭い方は迷子必至でしょう。
よく参考にするのはフレグランティカのThis perfume reminds me ofとPeople who like this also likeですが信用はしていません。
ブログやECサイトのレビューを見るのは好きですが、実質的にはほとんど役に立っていません。
嫌いなものほどよくわかる
香水に限らず好きなものを一発で当てられるというあなた、天才です、才能です、そのままのあなたでいて。しかし人類の大半はそうではないでしょう。例えば料理、美味しいと思っていたものより美味しい料理なんてざらにありませんか。例えば音楽、かっこいいと思っていたものよりかっこいい音楽なんてざらにありませんか。例えば漫画、面白いと思っていたものより面白い漫画なんてざらにありませんか。さらに言うと2つを比較して悪いほうの粗探しを始めませんか。好きだと思っていた人と過ごしているとだんだんと嫌なところが目につきませんか。人間そんなもんです。
話がそれましたが苦手な香調ほどよく分かると言うことです
以下、経験値稼ぎのフローになります。ご査収ください。
- 似ている苦手な香水を複数見つけたら、それらの香調を調べます。
- その中から被っている香調を覚えます。
- 気になる香水を見つけたら香調を調べます。
- 検討。
- 購入。
- 振り出しに戻る。
以上。
苦手ではなく慣れていないだけかも
初めて体験した匂いには体が過剰に反応してしまうものです。香水を買い始めたときは知らない香りが多すぎて混乱すると思いますが、時間をかけてゆっくりと体を慣らしてください。
苦手だった香調が平気になり、良さが分かることもままあります。
結局は試さないとわからないんだけど
目の前の料理がご飯にかける液体状のもの、くらいには購入前に分かるようになります。カレーなのかハヤシなのか、卵なのかお茶漬けなのか、はたまた中華丼なのかは分かりませんが、生野菜のサラダではないと分かるくらいには。
そのこうすいよくを すてるなんて とんでもない！
香水に興味を持ったそこのあなた、とにかく嗅ぎましょう。ローラー作戦です。
まず１０本は試しましょう。
次は３０本。この辺りで好きなものが見つかるといいですね。
１００本。
ようこそ沼へ、そして伝説へ…。
